英語教育

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英語って必要なの?

と子どもに聞かれて「うん。グローバル化した中での英語は必須だよ」と答える人は多くいると思う。

でも、これだけIT化してスマホで簡単に翻訳してくれる時代に同じことが言えるのか。

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英語の記事を読むときに大活躍の”翻訳王”と”グーグル翻訳

 

だからこそ、周りの大人が「今の時代は英語」と口を揃えていうのに違和感を感じる。そもそもその大人が英語ができるわけでもないから説得力に欠く。

そんなことを胸の内にため続けていたときに、たまたまこんな本を読んだ。

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今、世界中で注目を集めている科学者、落合陽一だ。

もちろん彼は、英語で論文を読み書きしたり、英語でプレゼンや授業をしたりしている。そんな人が英語について語るのだから説得力がないはずがない。

 

発信する内容もないのに、英語を学んでも意味はない。むしろグローバル人材という言葉が広がったことで、グローバルに話ができるトコロテンみたいな人(右から左に流すだけの人)が増えただけで、その分、実はコミュニケーションスピードが遅くなっている。英語だけできて中身のない人を雇うくらいなら、プロの同時通訳に任せた方が正確で仕事も断然早く進む。重要なのは、英語そのものではなくて、発信すべき内容があるかどうかということだ。

                         『日本再興戦略』落合陽一

 

同じようなことを林修も言っている。

              

「言語には2つの働きがあって、思考伝達の働きがあるが、母語以外の英語は伝達の働きしかない

 

2人の意見を総じて、私が言いたかったことは、

英語はあくまで伝達の手段

日本語で論理的思考ができない人が英語でもできるはずがない。英語教育を悪いとは言わない。でも、やみくもにやったところで力がつくはずがない。英語を学ぶことの本質を分かったうえで教育していかなければならないのではないかと思う。